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やりたいことはあるけど“HOW”がわからない
そこを見える化するのが私の仕事だと思っています

事業上「やりたいことがある」「こんな展望がある」という経営者様は多いです。でも、その実現のための「やり方」、つまり“HOW”がわからないという声をよく聞きます。

私はまず、その方がどんな未来の姿を目指しているのか、なぜそれをやりたいのかをお尋ねします。様々な角度から質問を重ねて、会社の現状を把握していくと、その“HOW”が見えてきます。それを事業計画として形にして具体的なタスクに落とし込んでいく。それを一つひとつ積み重ねれば、ちゃんと目指すところにたどり着けるんです。

このように経営課題を言語化し、取るべき道筋を見える化するのが私の仕事だと思っています。

 

私はコンサルティングのご相談をいただく際、どんな課題であれ、まずは「なぜそれをやりたいのか」、「実現した先にどんな素敵な未来があるのか」、そのイメージを一緒にクリアにしていくことを大切にしています。

目標がない人なんて本当はいないと思ってまして、「目標とか立てないで平穏にやっていければいい」と思っている方でも、心の奥には「こうなったらいいな」という未来像が必ずあるんです。

それを対話により探り当て、同じ目線で共有化できると、理由やモチベーションがはっきりして、計画づくりも前向きで楽しいものになります。

それが私の得意としていることであり、やりたいことでもあります。

安永麻実子

キャリアのスタートは
システムエンジニア

キャリアのスタートはシステムエンジニアでした。

私が大学を卒業する頃、世の中的にシステムエンジニアの需要が高まっていて、「これからはPCを使った業務効率化の時代だ」とシステムエンジニアになりました。

 

その後、テクノロジーの知識を活かしつつ、お客様と直接関わることができる仕事がしたいと思い、テクニカルサポートの仕事に就き、さらなる成長を求めて大手外資系のソフトウェア会社に入社してコールセンターを束ねるマネジメント業務を担当しました。インターナショナルな環境で仕事をできたことはとても貴重な経験でしたし、あらゆる業務を数値化し「仕事の成果を数字で把握する」という考え方は、今の私の経営コンサルティングのベースになっています。

最初は人に負けないスキルを身に着けようと学び始めたのに
気づいたら「この仕事がしたい!」って

最初は社内で人に負けないスキルを身に着けようと考え、中小企業診断士の資格を取ろうと思いました。 そこでスクールに通って、現役の中小企業診断士の先生が実際の現場の話を交えながら講義をしてくれるんですけど、それが本当に面白かったんです。それで「私もこの仕事がしたい!」って思っちゃいました。

スキルを身に着けようと思って学び始めたのに、最後は中小企業診断士としての独立を志していました。「こっちの方が人生絶対面白いじゃん!」って(笑)

 

テクニカルサポートをしていた頃にも思っていましたが、「人の助けになりたい」というのが根底にあるんですよね。困っている人を助けることができれば嬉しいなと。

今も「経営者様の役に立つ」ということをモットーにしていますが、経営者の皆様は基本的に孤独。その孤独を理解して差し上げられる存在として中小企業診断士が一番ふさわしいと思うんです。

なぜなら、会社のさまざまな問題を深く理解できるからです。特に、「売上を増やすこと」が重要だと考えているのは自分だけだと思っている経営者様は多くいらっしゃいます。そんな時、その問題を自分のことのように一緒に考えてくれる存在は何よりも心強いと思います。

すべては聞くことから
ワクワクの種を見つけて、「目線が合う瞬間」があります

業界の外にいるからこそ持てるフラットな視点で見た時に「面白い」と感じられる話には、広がりや可能性があると感じます。 そうした話は、結果的に良い流れにつながることが多いんです。

「それ、今、世の中にないから流行るな」とか「そのアイデア着眼点がいい!」とワクワクすることがあり、そんな“ワクワクの種”を持つ経営者様との仕事は私にとっても喜びです。

 

一方で、業績が良くないせいで、思いはあっても着手できず、面談でも後ろ向きな話ばかりになる方もいます。

そんなときはとにかく聞きます。すると「本当はこうありたい」「実はこういうアイデアがあって」とポロッと出てくる。そこを「いいですね!」と引き上げると、「こんなの無理でしょ」と思っていたものに共感してくれる人がいたと感じ、経営者様も嬉しいようで、表情が明るくなります。こういう「目線が合う瞬間」があると、これは上手くいきそうだなと思います。

 

強みを見つけるのも大切ですが、大事なのは「望み」です。

質問を重ね、話を整理していくことで「それってこういうことですよね」と言語化されていなかった望みを引き出して差し上げる。それが私自身のワクワクとも重なり、楽しい仕事になる。一緒に面白がりたいんです。

安永麻実子
安永麻実子

前向きにさせることができれば
私の仕事はほぼ終わったと
言ってもいい(笑)

私は「すべての経営者は幸せになってほしい」と心から思っています。

会社を経営することが、その方の幸せとつながっていてほしいんです。けれど現実には、苦しそうに頑張っている経営者様がとても多いように感じます。なかには、自分から苦しい方へ進んでしまい、「これが自分の使命だから」と重荷を背負い込んでしまう方もいます。

 

資金のこと、従業員のこと……いろんな責任を「自分が背負わなきゃ」と思い込んで、どんどん辛くなってしまう。

でも、それではあまりに大変すぎますよね。もちろん経営には大変なこともつきものです。でも、会社を経営する時間はその人の人生にとって、とても大切で大きな時間です。だからこそ、少しでもその時間を前向きで、楽しく、有意義なものに感じていただけるよう、寄り添いながら関わっていけたらと思っています。

経営者様を前向きにさせることができれば、私の仕事はほぼ終わったと言ってもいいくらいです(笑)。

 

ただ、慰めるのとは違います。共感はするけど、明るい未来に向かって前向きに動こうとしているかどうかというところをシビアに見てはいます。そうでないと改善サポート自体できないですから。

神奈川、長野の2拠点生活
そしてこれから―

数年前に親類が所有する古い木造家屋をリノベーションしてシェアハウスとして運営するプロジェクト「Minoya Pjoject」が発足して、完成と同時に「合同会社実ノ屋」を設立しました。

現在もその物件の管理やマネジメントをやっているのですが、今後、長野にシェアハウスの第2号を作りたいと思い、今物件を探し中です。 今度は自分が住人、家守になって、運営してみたいです。

それができたらもう1棟作りたい。家守を経験したからこそ、次はこういう場所が必要だ、ということが見えてくると思うのです。そうやって2棟3棟と増やしていけたらなと思っています。

 

なぜ長野かというと、東日本大震災の被災地支援のために夫婦で気仙沼に住んだことがあるのですが、自然の近さに驚き、山の温泉や野生のカモシカ、見たこともないキノコとの出会いなど毎週末が未知との遭遇のようで楽しかったんです。新鮮で安く美味しい野菜や初カツオなど、都会では味わえない豊かさが日常にあり、神奈川に戻ってからも「あぁ、向こうは良かったな」と思うようになりました。

 

戻ってすぐ「都会を離れよう」と夫婦で決め、移住候補地をたくさん見て回り、最終的に中小企業診断士のスキルが活かせる場所として長野県の松本市を選びました。 松本市は都会的な賑やかさがありながらも昔ながらの街並みや商店が残り、私にはそれが宝物のように映りました。気候も穏やかで、夏も涼しく過ごしやすいですしね。

まずは仮住まいを決め、今は神奈川と長野の2拠点生活をしています。これからは長野での仕事も少しずつ広げ、地域に根ざした活動をしていきたいと思っています。

その土地の魅力や人の温かさを味わいながら、徐々に根を下ろしていけたらと考えています。

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